測定の前提条件

弊社では、あらかじめファントム上で校正されたモニタを基にして得られた種々のデータと、弊社規定の処理条件によって得られた指示値から、各線種ごとの線量を測定します。本前提条件をご理解いただき正しくモニタをご使用くださいますようにお願いいたします。また、前提条件が貴施設の放射線環境と大幅に異なる場合は、前もって弊社までご相談くださいますようにお願いいたします。

ガラスバッジの校正について

個人用ガラスバッジは、ガラスバッジをファントム表面に密着し、次の各線源により校正を行っています。

1.X・γ線

  • 計量法の登録事業者である弊社大洗研究所において、137Csγ線源を使用して校正しています。

2.β線

  • 弊社大洗研究所が保有する(独)産業技術総合研究所とトレーサビリィティーがある β線基準測定器を用い、90Sr-90Y線源(残留最大エネルギー1.8MeV以上)の組織中(7mg/cm2)における吸収線量率で校正定数を定めています。

3.中性子

  • 弊社大洗研究所が保有する(独)産業技術総合研究所で直接値付けされた241Am-Be中性子線源から放出される速中性子と、放射線計測協会の熱中性子黒鉛パイル(中性子源:252Cf)で発生させた平行ビーム状熱中性子を用いて校正しています。

ガラスリングの校正について

ガラスリングは、指を模造した棒状ファントムに取り付け、次の各線源により校正を行なっています。

1.X・γ線

  • 計量法の登録事業者である弊社大洗研究所において、137Csγ線源を使用して校正しています。

2.β線

  • 弊社大洗研究所が保有する(独)産業技術総合研究所とトレーサビリィティーがある β線基準測定器を用い、90Sr-90Y線源(残留最大エネルギー1.8MeV以上)の組織中(7mg/cm2)における吸収線量率で校正定数を定めています。

ガラスバッジの線量の算出について

1.X・γ線

  • レスポンス合成法でエネルギーを補償し、各深さの線量を算出します。方向特性の補正は基本的にフィルタ自動補償方式によります。

2.β線

  • 各フィルタのレスポンスから入射したβ線エネルギーを推定し、70μm線量当量を算出します。

3.中性子

  • レスポンス合成法でエネルギーを補償し、1cm線量当量を算出します。 {環境用ガラスバッジの場合、人体から散乱される中性子(アルベド中性子)の寄与が得られないので、入射した中性子はすべて熱中性子と速中性子と見なして算出します。}

前もってご相談ください

ガラスリングの線量の算出について

1.X・γ線用ガラスリング

  • ガラスリングに入射した放射線は、すべてX・γ線として70μm線量当量を算出します。

2.β線用ガラスリング

  • ガラスリングに入射した放射線は、すべてβ線として70μm線量当量を算出します。