個人線量の求め方 - Part3

ここでは、実効線量、等価線量の求め方についてご説明します。

実効線量・等価線量の求め方

身体に装着したガラスバッジによって、測定された1cm線量当量、70μm線量当量を基に実効線量および等価線量を算定します。下の表をご参照ください。

算定項目 被ばく状況 算定方法
実効線量 体幹部均等被ばく 胸部(腹部)に装着したガラスバッジの1cm線量当量
体幹部不均等被ばく

薬局等構造設備規則及び放射性医薬品の製造及び取扱規則の一部を改正する省令の施行別紙3より、


実効線量=0.08Ha + 0.44Hb + 0.45Hc + 0.03Hm
・・・1)


ここで、Ha・Hb・Hc・Hmは下記のとおりです。
Ha:頭部および頚部に装着したガラスバッジの1cm線量当量
Hb:胸部および上腕部に装着したガラスバッジの1cm線量当量
Hc:腹部および大腿部に装着したガラスバッジの1cm線量当量
Hm:Ha・Hb・Hcのうちの最大の1cm線量当量


*ここで、男性が鉛プロテクターを着け、頭頚部とプロテクター内側に2個装着した場合について考えてみます。


1.Hcの測定値がないので、
Hc=Hb・・・2)
であると考えます。


2.また、通常であれば
Hm=Ha・・・3)
が成り立ちますので、1)に2)と3)を代入すると、4)は次のとおりとなります。


実効線量=0.11Ha + 0.89Hb(Hc)・・・4)

等価線量 体幹部均等被ばく

1)皮膚の等価線量=胸部(腹部)に装着したガラスバッジの70μm線量当量


*パートタイム方式
ガラスリングを必要時、ご使用した場合の皮膚の等価線量は、次のとおりとなります。

皮膚の等価線量=胸部(腹部)に装着した70μm線量当量 + ガラスリングから得られたH70μm線量当量


*フルタイム方式
常にガラスリングを装着している場合は、弊社に申し出てください。この場合、皮膚の等価線量は次のとおりとなります。

皮膚の等価線量=(胸部(腹部)に装着したガラスバッジの70μm線量当量)と(ガラスリングの70μm線量当量)の最大値


2)眼の水晶体の等価線量=胸部(腹部)に装着したガラスバッジの1cm線量当量と70μm線量当量の最大値


3)妊娠中の腹部表面=腹部に装着したガラスバッジの1cm線量当量

体幹部不均等被ばく

1)皮膚の等価線量=頭頚部に装着した70μm線量当量


*パートタイム方式
ガラスリングを必要時、ご使用した場合の皮膚の等価線量は、次のとおりとなります。

皮膚の等価線量=頭頚部に装着した70μm線量当量 + ガラスリングから得られたH70μm線量当量


*フルタイム方式
常にガラスリングを装着している場合は、弊社に申し出てください。この場合、皮膚の等価線量は次のとおりとなります。

皮膚の等価線量=(頭頚部に装着したガラスバッジの70μm線量当量)と(ガラスリングの70μm線量当量)の最大値


2)眼の水晶体の等価線量=頭頚部に装着したガラスバッジの1cm線量当量と70μm線量当量の最大値


3)妊娠中の腹部表面=腹部に装着したガラスバッジの1cm線量当量